新しい自転車保険、70~89才を対象「au自転車向けほけんBycle S」とは?

      2016/09/23

秋の交通安全週間を前に、「アクティブシニア」の自転車生活をサポート

KDDIは、2016年10月3日より、「auの損害ほけん」の商品ラインナップの一つとして、au損害保険株式会社 (以下、「au損保」) を引受保険会社とする自転車向け保険「au自転車向けほけんBycle S」(注1) の提供を開始する。

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「au自転車向けほけんBycle S」は、従来商品 (注2) (「au自転車向けほけん」) では「74才」である加入年齢上限を、「89才」にまで拡大した保険です。月々560円の保険料負担で、個人賠償最大2億円の補償や自転車のロードサービスなどを受けることができます。なお、ネット申し込みすることが可能な「自転車向け保険」において、89才までご加入いただける商品を提供するのは、損保業界初となります (注3) (注4)。

これにより、74才を過ぎても、健康で移動手段やスポーツとして自転車を運転したいという、「アクティブシニア」の方も、安心して自転車を利用できるようになる。

KDDIは、2016年4月より「auの損害ほけん」の商品の一つとして、74才までの方を対象に「au自転車向けほけん」の販売を開始し、ネット申し込みに加えて、専用のコールセンター「auフィナンシャルサポートセンター」や、一部auショップでのKDDIの有資格者によるご案内を行ってきた。
その中で、75才以上のお客さまからも自転車保険への加入について、多くの要望があったことに加え、2015年における自転車乗用中の交通事故死の割合は65才以上の方が全体の約7割 (注5) と、依然として高い割合であること、また、自転車事故の加害者側に高額な賠償を命じるケースも発生していること (注6) などもふまえ、今回の提供開始となった。

なお、「au損保」では、2016年10月3日より、東京都および埼玉県と締結した「自転車の安全利用に向けた協定」(注7) に基づき、保険料収益の一部を寄付する制度を開始する。寄付金については、自治体での自転車の安全利用啓発活動やヘルメット着用普及のために利用される予定。

KDDIおよびau損保は、下記のようにコメントしている。
『お客さまのライフスタイルに密着したスマートフォンやPCから簡単にお申し込みいただける「au自転車向けほけん Bycle、Bycle Best」、「au自転車向けほけんBycle S」の提供を通じ、全ての世代のお客さまの安心・安全な自転車生活をサポートしていきます。』

注1)「Bycle (バイクル)」とは、自転車を意味する英単語「Bicycle」をモチーフに、新しい自転車向け保険をイメージした造語です。
注2)従来商品「au自転車向けほけん」は、補償の対象となる方ご本人の年齢が0才から74才まで加入可能です。
注3)2016年9月20日現在。国内の損害保険会社のネット申込み可能な「自転車向け保険」の新規契約において。但し、少額短期保険業者が提供するものや、団体契約、補償の対象を「家族」とするものを除きます。
注4)実際のご契約にあたっては、下記の質問にお答えいただき、ご回答に1つでも「いいえ」がある場合、お申込みできません。
■日本国内からのお手続きであること
■補償の対象になる方 (被保険者) について、
・危険な職業・職種に従事しないこと
・危険な運動をしないこと
・過去3年以内に、傷害保険金を3回以上または合計5万円以上受領したことがないこと
・ほかの傷害保険・共済契約と今回ご契約の被保険者の死亡・後遺障害保険金額の合計が2億円を超えないこと
注5)警察庁交通局「平成27年における交通事故の発生状況」を基に算出。

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【参考】

判決認容額 (注7) 事故の概要
9,521万円 男子小学生 (11歳) が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性 (62歳) と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。(神戸地方裁判所、平成25 (2013) 年7月4日判決)
9,266万円 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員 (24歳) と衝突。男性会社員に重大な障害 (言語機能の喪失等) が残った。(東京地方裁判所、平成20 (2008) 年6月5日判決)
6,779万円 男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性 (38歳) と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成15 (2003) 年9月30日判決)
5,438万円 男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性 (55歳) と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成19 (2007) 年4月11日判決)
4,746万円 男性が昼間、赤信号を無視して交差点を直進し、青信号で横断歩道を歩行中の女性 (75歳) に衝突。女性は脳挫傷等で5日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成26 (2014) 年1月28日判決)

注7)判決認容額とは、上記裁判における判決文で加害者が支払いを命じられた金額です (金額は概算額)。上記裁判後の上訴等により、加害者が実際に支払う金額とは異なる可能性があります。
注8)au損保「東京都と『自転車の安全利用の促進に関する協定』締結」
au損保「埼玉県と『自転車安全利用等に関する協定」を締結」
※「auの損害ほけん」の各商品は、KDDI株式会社が取扱代理店として、au損害保険株式会社の商品を販売する際の商品名称です。
au損保の商品名称と異なりますが、商品の補償内容・保険料は、au損害保険株式会社の商品と同一です。

 -損害保険, 自転車保険

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