SOMPOホールディングス、エンデュランス社の買収手続き開始で合意

   

SOMPOホールディングスは、100%子会社である損害保険ジャパン日本興亜株式会社(以下「損保ジャパン日本興亜」)を通じ、世界最大の保険市場である米国を中心とした事業基盤を持つ Endurance Specialty HoldingsLtd.社(本社:バミューダ、ニューヨーク証券取引所上場、以下「エンデュランス社」)を買収(以下「本件買収」)する手続きを開始することについて、本日、エンデュランス社と合意した。
本件買収は友好的なものであり、エンデュランス社の取締役会は本件買収について全会一致で賛同。
なお、本件株式の取得価額(約 6,394 億円)は、当社グループがこれまで実施した買収のなかで最大規模となる。

以下、SOMPO ホールディングス株式会社より

1.本件買収の背景
・ 当社グループは、2016 年 5 月に公表した中期経営計画(2016~2020 年度)において、グループ経営理念である「お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスの提供」を具現化し社会に貢献するため、サービス産業への構造転換を果たすとともに、グローバルプレイヤーに伍して戦えるポジションの確立を目指しています。海外保険事業は、先進国・新興国におけるオーガニック成長と規律ある M&A の実行による成長加速を通じて、規模と収益の飛躍的な拡大を追求しています。
・ 当社グループはこれまで、新興国では 2010 年のフィバシゴルタ社(トルコ)買収、2011 年のベルジャヤソンポ社(マレーシア)や 2013 年のマリチマ社(ブラジル)の子会社化、先進国では2014 年のキャノピアス社(ロイズ)買収などを通じて、海外保険事業への経営資源シフトを積極的に進め事業基盤構築、収益拡大に取り組んできました。
・ 中期経営計画のもとでは、さらなる成長および資本効率向上の観点から、グローバルで分散の効いた事業ポートフォリオ構築を念頭に、先進国・新興国において元受事業に強みを持つ保険会社の買収について検討を重ねてきました。
・ エンデュランス社は、経験豊富で実績がある経営陣、および、高い保険引受技術をもつアンダーライティングチームを擁し、米国を中心に元受事業・再保険事業を展開するスペシャルティ保険グループです。これらの優れた人材をグループに取り込み、真にグローバルに統合された保険事業の構築を目指します。これは、当社海外保険事業にとって大きな進展、かつ変革となるものです。

2.本件買収の概要
(1)買収対象 :エンデュランス社
(2)買収実行会社:損保ジャパン日本興亜
(3)取得株式数、取得価額および取得前後の所有株式の状況

異動前の所有株式数 普通株式 0 株
(議決権の数:0 個)
(議決権所有割合:0%)
異動後の所有株式数 普通株式 67,782,489 株(※1)
(議決権の数:67,594,088 個)
(議決権所有割合:100%)
取得価額 エンデュランス社の普通株式:約 63.0 億米ドル(約 6,375 億円)
(※2)アドバイザリー費用等(概算額):約 19 億円


(※1)本日現在の完全希薄化ベースの株式数を基準としております(本件買収に伴う株式関連報酬の精算による希薄化
等を反映)。
エンデュランス社は、普通株式以外に、ニューヨーク証券取引所に上場されている無議決権優先株式を発行して
おり、当該優先株式は本件買収の対象ではありませんが、当該優先株式は普通株式に転換されることはありませ
んので、完全希薄化ベースの株式数には含まれておりません。
(※2)本資料では、日本円の為替レートは、1ドル=101.12 円を使用しています。

(4)買収条件等 :普通株式 1 株あたり 93.00 米ドル(9,404 円)
本買収価格は、エンデュランス社 2016 年 6 月末普通株式 1 株当たり純資産(68.20 米ドル)対比 PBR で 1.36 倍に相当します。また、買収プレミアムは10 月 3 日時点既往 3 ヶ月平均株価に対し約 40.3%に相当します。当社はエンデュランス社の資産内容、事業内容等について、慎重に分析および検討を重ねたうえ、この買収価格が公正かつ妥当なものであると判断いたしました。

(5)買収資金 :本件買収のための資金は、当社グループ内の手元資金により充当する予定です。

 -損害保険

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