東京海上日動、自動車保険の新サービス「ドライブエージェント パーソナル」を開発
~テレマティクス技術を活用した先進的なサービスを、個人向けの自動車保険で実現~
東京海上日動火災保険株式会社(以下「東京海上日動」)は、顧客の『いざ』という時に役に立ち、更なる安心と安全を届けるため、パイオニア株式会社(以下「パイオニア」)と共同で東京海上日動オリジナルの通信機能付きドライブレコーダーを活用した、個人の顧客向けの新サービス『ドライブエージェント パーソナル』を開発した。
1.開発の背景
ドライブレコーダーは、これまで事業用途での活用が主だったが、ここ数年での高性能化・低価格化に伴い、一般ドライバーにも普及が進んでいる状況を踏まえ、損害保険事業を通じて社会的意義の高いサービスを実現すべく、国内大手損保で初めて個人の顧客向けにドライブレコーダーを活用したサービスを開発し、自動車保険の特約として提供することにした。
これにより、自動車保険の手続きと同時にサービスの提供が可能になり、分かりやすさや利便性を実現すると共に、テレマティクス技術を活用した本サービスの提供を通じて、顧客の更なる安心・安全なカーライフの実現に貢献する。
2.個人向けサービス『ドライブエージェント パーソナル』の概要
『ドライブエージェント パーソナル』では、ドライブレコーダーで記録される事故映像を活用した相手との示談交渉のみならず、最も不安に感じる事故発生時の対応をサポートするため、強い衝撃を検知した場合の自動通報による事故受付や映像の自動送信など、顧客の『いざ』という時に安心できるサービスを提供するとともに、状況に応じて提携企業(*)を通じた消防等への連絡を行う。
(*)都道府県公安委員会より警備業法4 条(同法2 条1 項4 号)の警備業の認定を受けた企業また、パイオニアが有する最新のテクノロジーを活用し、顧客毎の運転状況に応じたリアルタイムの事故防止支援機能を通じて、安全なドライブを支援する。
(2)主なサービス内容
①高度な事故対応サービス
・事故映像が自動で送信され、当社と事故映像が共有される。事故の内容によっては、「事故状況」に関する顧客の説明の負担を軽減すると
ともに、解決に向けて送信された映像を活用する。
・強い衝撃を検知した場合、提携企業に自動で連絡が行われ(自動発報)、ドライブレコーダーを通じて通話を行うことができる。これにより、事故発生直後の顧客の不安を解消する。
・状況に応じて、提携企業が消防等への連絡を行う。
②安全運転診断サービス
膨大な保険事故データに基づく当社独自のアルゴリズムにより、顧客ごとの危険運転傾向(急アクセル・急ブレーキ・急ハンドル)等をもとに作成した「安全運転診断レポート」を提供する。
※2017 年12 月以降に満期日もしくは始期応当日を迎える契約が対象
③事故防止支援サービス
・パイオニアがデジタル地図を活用して構築した「事故リスク予測プラットフォーム」に基づき、運転時の外部環境(天候・時間帯)および顧客の運転状況(走行速度・危険運転傾向)をもとに危険地点を予測し、車が接近した場合に音声メッセージ等によりリアルタイムに注意喚起を行う。
(3)サービス対象、特約保険料
東京海上日動のトータルアシスト自動車保険ならびにトータルアシスト超保険に加入の顧客を対象として(対象自動車は自家用普通・小型乗用車、自家用軽四輪乗用車)、本サービス専用の特約を付帯された方にドライブレコーダーを貸与し、サービスを提供する。
特約保険料は月額 650 円です(保険期間1年、分割払の場合)。
(4)サービス提供開始時期
2017 年 4 月1日以降始期契約を対象として提供する。
3.今後の展開について
本サービスで使用する東京海上日動オリジナルドライブレコーダーは、常時ネットワーク(NTT ドコモ LTE 回線)に接続することで、内蔵するアプリケーションを自動でアップデートできる機能を設けており、新しいサービスを順次拡充していく予定。例えば、事故防止支援サービスとして、「前方車両の接近を検知した場合に、音声メッセージ等による注意喚起を行う機能」を 2017 年 10 月頃にリリースする予定。
また、テレマティクスは更なる技術進展が見込まれる領域であり、東京海上日動は最先端の技術の研究を通じて、顧客の『いざ』を支える、より高度な事故対応サービスや事故削減サービスの提供等、従来の保険にはない「保険の新しい価値」の提供を目指し、サービス開発を進めていくとしている。
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