フリーランス必見、ライフネット生命がクラウドワークス会員へ保険を提供

23万人のフリーランスが「仕事」の場として活用する日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」に福利厚生サービスとして、Webサイト会員ページよりライフネット生命の保険商品への加入機会の提供が開始された。

また、豊通保険パートナーズによるフリーランス向けのお金や保険のセミナーを開催し安心して仕事に向き合っていただくための環境づくりの支援も開始する。

フリーランスは傷病手当金、団体保険などのセーフティネットが不十分

特定の企業や団体、組織に専従せずに働くフリーランス（個人事業主・自由業）という新たな働き方が増加傾向にあり、多様な働き方が認められるようになってきた。

一方でフリーランスは、「傷病手当金」「厚生年金」などの保障がないことに加え、一般的に大手企業グループや官公庁に福利厚生制度として導入されている「団体保険（従業員・家族を対象とした割安な保険制度）」も、フリーランスなどの個人には適用できない。

会社員などに比べセーフティネットが乏しいという課題が存在している。

今回の取り組みは、そのようなセーフティネットが不十分なフリーランスの支援を目的として、フリーランス向けに保険サービスの提供を開始する。
サービス提供には豊通保険パートナーズが代理店として協業する。

フリーランスを取り巻く状況

増加率200％超え、クラウドソーシング会員数

中小企業庁（経済産業省）の調査によると、日本国内におけるクラウドソーシングサイト会員数は、近年増加傾向にある。これまで相対的に情報弱者であった個人が、インターネットの普及によりさまざまな情報を取得活用できるようになったことで、企業や団体、組織に所属しなくとも、個人として働くことで収入を得るフリーランスという新たな働き方が広まりつつある。

会社員に支給される公的保障「傷病手当金」は、フリーランスには適用外

病気やケガによって長期に渡って療養が必要になると収入が無くなってしまうリスクが発生する。会社員であれば健康保険の傷病手当金で最長1年6ヶ月の間保障されるが、フリーランスには傷病手当金が適用されず、ご自身で就業不能リスクへ備える必要がある。病気やケガによる長期療養で仕事を休まざるを得ず収入がない状態でも、医療費や家賃、生活費など毎月の支出は続くため、フリーランスは特に就業不能リスクへの備えが必要だ。

企業などの福利厚生制度「団体保険」は、フリーランスには適用外

団体保険は、勤務先を通じて加入する生命保険で、企業や団体の複数の人が同じ保障期間の保険をまとめて契約する制度の保険。企業グループや官公庁に福利厚生制度として導入されており、従業員・家族を加入対象とした割安な保険制度で、一般的に個人保険に加入するよりも割安で加入できることにメリットがある。

一方で、一般的に団体保険は、退職等により企業や団体から脱退すると保障は継続しない仕組みとなっているため、例えば企業を退職する場合は改めて別の保険を検討する必要がある。また、団体保険は企業や団体向けの保険制度であるため、フリーランスなどの個人には適用されない。

以上のようにフリーランスはセーフティネットが十分といえない状況だ。
お手頃な保険料の保険商品を提供することで、個人が安心して仕事に向き合える環境づくりを支援したい考えだ。

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